自由診療が多い!カウンセリングスキルが必須


現在は美容皮膚科など、美容面からも皮膚科に対するニーズが高まっており、各種レーザー治療やケミカル・ピーリングのように、他の診療科と比較して自由診療の占める割合が多くなっています。
大規模な病院はもちろん、小さなクリニックでも自由診療を望む外来患者が沢山訪れますので、転科するならば高いカウンセリングのスキルが欠かせないでしょう。

カウンセリングスキルが必須とも言える理由は、外来患者との円滑なコミュニケーションが必要な場面が多いことにあります。
皮膚科に訪れる患者のほとんどは、肌に関する何らかの悩みや不安を抱えています。
皮膚科医は、こうした悩み・不安をしっかり聞き、適切なアドバイスや治療方法を説明する必要があるからです。
そのために欠かせないのがカウンセリングであり、患者の意思を汲み取るスキルが求められます。

もしカウンセリングで患者とコミュニケーションが取れなければ、アドバイスが的外れになったり、適切な治療が行えなかったりするでしょう。
特に自由診療は皮膚科医の裁量が求められるため、患者との意思疎通が欠かせないのです。
逆にカウンセリング経験豊富であれば、皮膚科に転科しても活躍が期待できるでしょう。

比較的救急外来も多い!決して楽な診療科ではない


皮膚科は外来が大部分を占めており、外来のみとしている医療機関も少なくはありません。
しかし一方で、救急外来を行っている皮膚科もあります。
特に総合病院・大学病院などの地域の基幹となる医療機関では、皮膚科の救急外来も設置されています。
こうした医療機関では外来のほか、救急外来も多いのが特徴です。
小さな個人医院・クリニックとは異なり、さほど楽な診療科ではないことに注意しましょう。

皮膚科の救急外来へ訪れる急患は、主にやけどなどの外傷を伴うものです。
治療が遅れると命に関わるリスクも潜んでおり、もし救急外来があった時はすぐに治療へ当たる必要があります。
こうした救急外来へ対応するため、医療機関によってはオンコール待機を求められることもありますので、外来のみとは限らない点に気を付けましょう。

ただし、一口に皮膚科と言っても様々であり、特に救急外来は医療機関により異なります。
例えば美容皮膚科や小さな病院であれば、外来対応のみというところも少なくありません。
皮膚科の求人へ応募する際は、このような違いに関してもチェックしておく必要があるでしょう。

内科的疾患の知識や臨床経験が必要な場面も多い


皮膚科が対象にしている病気や疾患は、主に各種アレルギー・皮膚炎・腫瘍など、皮膚に関するものです。
しかし、内科的疾患を抱えている患者や、他の病気が原因になっている皮膚の疾患も多く、時には他の診療科と連携して治療に当たったり、セカンドオピニオンを勧めるなどの対応が必要になります。

こうした内科的疾患などを見抜くためにも、内科に関する知識やスキル、あるいは臨床経験が求められる場面もあります。
皮膚科に訪れる患者の多くは皮膚の炎症やアレルギーなど、皮膚に関しての疾患ですが、原因が分からないまま皮膚科へ訪れる患者も少なくありません。
そのような患者の場合、臓器や循環器系の疾患や病気が原因になっている可能性もあるのです。
処置が遅れた場合、症状が悪化することも否定できません。

皮膚科医に転科するなら、皮膚に関する疾患か、あるいはそれ以外の原因かを見抜くスキルが求められます。
もし対処できないと判断した時は、他の診療科の受診を勧める必要も出てくるでしょう。
このような対応を可能にするには、内科的疾患の知識や臨床経験は必須と言えます。