医師の退職理由1位は長時間労働や業務量の多さ


医師が仕事を辞めることは珍しくありませんが、「辞めようかな…」と考える方が多いケースに労働時間と業務量があります。
医師には常勤・非常勤と2つの勤務形態があるのは周知の事実です。
非常勤は労働時間も比較的抑えられているものの、常勤医師の場合はそうもいきません。
長時間労働が常態化している医療機関がたくさん存在し、当直も少なくはないためです。
オンコールによって呼び出される場合もあります。

また、医師という仕事は業務量が非常に多めです。
中々仕事が片付かなかったり、結果的に労働時間が伸びる傾向にあります。
自宅に帰ってから仕事を片付ける方も珍しくありません。
次第に睡眠時間を削るようになり、体調を壊す医師やストレスに悩まされる医師もいます。

このような理由で仕事を辞めたくなる方は珍しくありません。
中には労働時間や業務量の負担軽減を目的に転職する方もいます。
医師が仕事を辞めたくなる理由の中でも特に多いと言えるでしょう。

人間関係がストレス


小規模なクリニック・診療所は比較的アットホームですが、逆に地域医療を支える大学病院や総合病院となると、そこに勤務する看護師・医師だけでも相当数にのぼります。
こうした事情もあり、規模の大きい病院は独自の派閥があったりするなど、人間関係はとても複雑です。
職場の人間関係に嫌気が差し、仕事を辞めたくなる医師は少なくありません。

また、医師は患者と日々やり取りを行いますが、円滑な治療には日頃のコミュニケーションが必要です。
しかし、治療方針の違いなどから、患者とその家族の板挟みに合う場合も多くあります。
患者自身との意思疎通が中々できず、頭を抱えてしまう医師もいます。
このような事情により、医師の仕事を辞めたくなるケースは意外に多く、ストレスになる場合もあります。

【医療ミス】のプレッシャー・極度の緊張と不安


医療事故は決して許されるものではありません。時折ニュースでピックアップされることもありますが、いかなる場合でも医療ミスや事故はあってはならないのです。そのため、医師には日頃から緊張を持って治療にあたることが求められます。

しかし、これが大きなプレッシャーとなり、仕事を辞めたいと感じる医師も珍しくはないのです。
医師は自身の治療方針などに不安を感じることもあれば、手術の際、緊張が極限に達することも珍しくありません。
ただ、それらが積み重なってしまうと、ふとした気の緩みから些細なミスをすることにも繋がります。

医療ミスや医療事故はいつ起こるかわかりません。
だからこそプレッシャーとなるのであり、いかなる失敗も許されないのです。
しかし、そのような状態に置かれた医師がストレスを感じないことはありえません。
医療業務に従事するなら緊張感は必要ですが、緊張や不安がストレスを蓄積させ、結果的に退職してしまう医師もいます。

医局人事に疲れた


医局人事とは、医療機関における人事制度のことです。
主に大学病院が関連医療機関へ医師を派遣・供給する仕組みを呼びます。
医局から医師を派遣してもらう手段が一般的でしたが、現在は医療機関が直接医師を雇用する機会が増えており、医局医師は減少しています。

ただ、医局そのものが無くなった訳ではなく、今でも地方や過疎地域への医師派遣を行っています。
しかし、医局の人事が決まるまでには様々な思惑が交錯しており、医師が振り回されることも珍しくはないのです。
そうした医局人事に疲れを感じ、辞めたくなる医師もいます。
いつ決まるか・どこに派遣されるか分からないまま、通知が来るまで過ごす羽目になり、準備もろくにできない状態が続くためです。
こうしたケースは少ないですが、決して確率がゼロではないため、人によっては大きなストレスとなります。